ジョン・キャメロン・ミッチェルNY撮り下ろし
オフィシャルパンフレット発売決定!
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」発祥の地、ライブハウスSQUEEZE BOX跡地やジェーン・ホテルなどをジョン・キャメロン・ミッチェルとともに訪れたNY撮り下ろしインタビュー&写真を多数掲載!イツァーク役の中村 中撮り下ろしインタビュー写真なども掲載された豪華ハードカバー仕様の見応えのある内容です!
ぜひこのメモリアルな特別公演でご購入ください。

■公演オフィシャルパンフレット:価格:2,000円(税込)
※ハードカバー A4サイズ、全44ページ 


ジョン・キャメロン・ミッチェル:スペシャルコメント
SPECIAL SHOWは僕にとっての原点回帰
みなさんにはセレブレーションとして
堪能してもらいたい

■日本での出演を決めたきっかけを教えてください。
  日本で何らかの形で『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の公演ができればという話は以前からしていたんです。最後に日本でパフォーマンスをしたのが2008年だったと思うんですが(山本耕史主演の『ヘドウィグ~』ツアーファイナル大打ち上げLIVE~「ジョンも来るよ!」)、もう一回やってみたいとずっと思っていたことが、今回叶いました。

■今回で初めて『ヘドウィグ~』に触れる若い世代の方もいらっしゃるので、ぜひジョンさんからどうやってこの作品が生まれたか、教えてください。
  プラトンの『饗宴』に出てくるテーマ、「Origin of Love(愛の起源)」をベースにして何か作品を作りたいと思っていました。そこで、「自分の片割れを探している少年」というキャラクターが思い浮かびました。これが『ヘドウィグ』の中では(ヘドウィグが愛情を注ぐ少年)トミー・ノーシスという役に発展していったんですが、この役は僕自身がベースになっているんですよ。
 また、今までにない、本格的なロックをミュージカルの世界で実現できればと思っていたんです。飛行機の中で偶然スティーヴン・トラスクと隣り合わせになったことがきっかけで、彼に作曲をお願いするようになった。そして、スティーヴンがハウスバンドをやっていたNYにあるライブハウスSqueezeboxで公演することになったんです。

■『ヘドウィグ~』の楽曲の中でも「Origin of Love」は飛び切り美しいナンバーですね。
  『饗宴』で描かれている、昔は自分とつながっていたはずの片割れに会いたくて探し回るという神話はアメリカだけでなく、いろんな国の人の心に響くんでしょうね。たとえば、日本の『君の名は。』というアニメを見ましたが、赤い糸で恋人たちが前世から結ばれているという話はほの悲しく、ロマンチックですよね。だから「Origin of Love」も、日本人の心に響くストーリーなんじゃないでしょうか。

■「End of Love」という新曲を作っていると伺いましたが、その内容は?
「Origin of Love」のアンサーソングなのでしょうか?
  必ずしもアンサーソングというわけではないんですよ。僕は今、ラテン語で「小さい男」という意味の『Homunculus(ホマンキュラス)』という作品を作っているんです。『ヘドウィグ~』は自分探しの物語であり成長物語でもありますが、この新作では自分自身が何であるかがわかってきた男がどんな終焉を迎えるのかという話。この男にとってイエス・キリストが初恋の人であって、悲しい局面で神との別れを歌うのが「End of Love」です。ストーリーは違いますが、「Origin of Love」を彷彿とさせる部分があるナンバーですね。この「End of Love」を今度の日本公演のカーテンコールで歌えたらと思っています。

■2017年の今、ご出演するにあたり、日本の皆さんに語りたいメッセージは?
  昔から日本の文化が大好きなんですが、特に惹かれるのはお互いを慮るところ。気遣いがあるところが好きです。東日本大震災のとき、皆さんがお互いに協力なさっている様子を見て、9.11(2001年のアメリカ同時多発テロ)のときのことを思い出しました。とても訴えかけられるものがありました。残念ながら悲劇が訪れないと人のいいところはなかなか引き出されないものですけれども、日本では人を慮る気持ちの大切さをどんどん語っていきたいと思いますね。
 そして皆で「Origin of Love」を歌って、「人生はこんなにも複雑で、こんなにも楽しく美しいものなのか」という思いを分かち合いたい。人の存在意義というのは愛し愛されるためにある。人間がこの世に生まれた意味をもう一回考え、味わえたら嬉しいです。
 

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